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2012年02月05日

インターネットが奪い去ったもの

前々から思っていたが、考える能力が欠けている人が増えている気がする。最近はgoogleやyahoo等の検索エンジンが本当に進化している為、大抵の事はインターネットを見れば解決する。
たとえば、結婚式に参加する時のご祝儀の書き方等は知らなくても事前にインターネットで調べれば解決する。しかも、かなりの確度で正しい事を教えてくれる。(おそらくほぼ99.999%正しい内容が瞬時に表示される。)
このようにインターネットが常に正しい事を教えてくれると、自分の頭を使う事が減って行く。また、常に正しい事を教えてくれるインターネットがあると自分の考えた事を言い出す事が怖くなる。

プログラムを書く時に思うのが、インターネットに乗っていたプログラムを使って書くコードは凄く奇麗だが例が乗ってないようなものになるととたんに汚くなる人が多々いる。(ここ最近は開発速度が早くなりつつあるので、インターネットの知識を借りなければ納期を守れないのでこの働き方自体は正しいと思っている。)

このように自分で考えれない人はゆくゆく何が困るかと言うと、決断が出来なくなる事である。インターネットにしろ上司にしろ何かしら正しい事を示してくれないと仕事が出来ない状況になって行くのだ。それはすなわち、リーダーになれないどころか仕事に振り回されてしまうのだ。(仕事を作れないので、理不尽な仕事でも受けざるを得なくなってしまうのだ。)
※これは学校の勉強も同様で、何も考えずに暗記だけをしている人は社会に出てもある程度の活躍しか出来ないのだ。

もともと高度成長期の日本は言われた事を行う事で出世をしていたので、そもそも世界的に見てリーダー能力が欠けているのだ。その中で考える能力まで欠如してしまったら日本の良さは本当に無くなってしまう。
考える力と決断する力は必ずしも一致しないが、考えない決断はあり得ない。そして、リーダーには決断能力が不可欠なのだ。その為に考える能力を奪い去って行くインターネットとどうつきあうかをみんなが考え始めても良いのではないだろうか?


P.S.
条件を増やすのが知識であり、条件で成し遂げるのが知恵である。
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2011年12月25日

なぜspモードはIPアドレスの紐付を行っていたかを考えてみる

2011年12月20日にdocomoのspモードで、「メールアドレスの置き換え」という障害が発生しました。
本当の原因等はメディアにお任せいたします。
(例えばITProなどはいかがでしょうか

どうやら原因は、ドコモのセンター側でIPアドレスとメールアドレスを紐付していたが、センター側が高負荷状態となり紐付に不整合が発生してしまった・・ということ。

ということで、「なんでIPアドレスを紐付たのだろう??」と勝手に考えてみるのが本稿の趣旨。

まずはじめに携帯のメールと通常のSMTP(POP/IMAP)メールとの違いを把握してみたい。
通常のメール(POP/IMAP)はメールの着信確認を、クライアントサイドから行う。1分とか極端に短い確認間隔を設定しない限り、送信後ほぼリアルタイムに着信することはない。
それに対して携帯のメールは、センター側から携帯端末にメールをプッシュすることで(通信可能状態にあれば)ほぼリアルタイムに着信する(と聞いたことがある)。このリアルタイム性がうけたのか携帯のメールってほぼチャットのように利用されていることがありますよね。

さて、ここでどうやって携帯端末にプッシュするか、その仕組みを考えてみたい。仮定として、利用するネットワークは純粋なIPネットワークであること。
センターからプッシュするためには送信したいメールアドレスのIPアドレスを知らなければならない。端末側からのメール着信確認のアクションがない以上、何らかのかたちで端末側のIPアドレスを把握しておく必要がある。
ここでおそらくspモードではメール->IPアドレスに変換するダイナミックDNSのような仕組みを作り上げたんでしょう。端末側のIPアドレスが変更された場合は自動的に変換テーブルを更新しちゃんと同期がとれていれば問題はないはずだと。

IPアドレスではなく、端末固有のIDで管理すればよかったのではないか、と私もはじめは考えたのですが2つの理由からそれはできないと考えられたものと思います。

  1. 携帯時代の「かんたんログイン」で端末固有のIDを利用していたが、この方式はセキュリティ上問題があるとされ、その利用をためらった。端末固有IDが偽装されたら・・という思いもあったかも。
  2. こちらのほうが仕組み上問題なのだが、端末固有IDをつかっても送信先を特定できない。メールアドレス->端末固有ID→IPアドレスの変換の仕組みが結局必要。


こうして今までのspモードの仕組みができあがったと・・・。

では、どうすれば今回のような問題は起きなかったのかを考えてみると・・・、意外と解決策は難しい?
なんらかの形でメールアドレス->IPアドレス変換は必要になるのはほぼ間違いない(はず)。
とはいえIPアドレスとメールアドレス変換テーブルが完全に同期する保証はないことが今回証明されている。
・・・端末ID-IPアドレスの組み合わせもセンター側で管理し、メールをプッシュする際に端末IDを送信し端末側で受信する際端末IDが異なっていたらrejectする、という案もあるかもしれない。これで99%は問題がなくなるはず。(センター側の同期は相当のことがない限り、破たんしないようなので)けれど、今回のような問題が発生することを想定し、かつ受信側でcrackされてどんな端末IDでも受け入れられる仕組みを作られたら、と思うと100%完全ではない。

 おそらく回答に近いものはAndroidのC2DMのような仕組みなんだろうな。ただ、ユーザGoogle Acountの認証Tokenのようなものがないので、そこに何か代替手段を考えないといけないのかもしれない・・・。

 今回の事故を教訓に、何か問題があっても最悪の事態にならないフェールセーフな設計を心掛けなければいけないな・・と実感しております。(それにしてももし本当にspモードを設計していたら、自分はどんな解決をしただろうか・・)


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 当然のことながら、ここで仮定している仕組みはspモードの本当の仕組みではありません(と思いたい・・・)。事故原因報道および私自身の想像でつくりあげた架空のものです。

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